★「岩国市子どもの読書活動推進計画(第四次)」に基づいて令和3年度に行われた子供の読書環境整備のための様々な取組や活動を、写真を交えながら数回に分けて紹介します★
「子どもの読書活動に関する法律」(平成13年12月施行)に基づき、岩国市が策定した計画で、岩国市のすべての子供たちの読書環境を充実させることを目指した計画です。
平成16年3月に第一次計画、平成22年3月に第二次計画、平成27年3月に第三次計画を策定し、現在は令和2年3月に策定された第四次計画に基づき、家庭、地域、幼稚園、保育所、学校、図書館、行政及び関係団体が様々な取組を行っています。
ここでは、「岩国市子どもの読書活動推進計画(第四次)」に基づいて、令和3年度に行われた、子供の読書環境整備のための様々な取組や活動を紹介します。
1.家庭・地域での取組 ←vol.1へ 2.幼稚園・保育所での取組 ←vol.2へ 3.学校での取組 ←vol.3へ 4.市図書館での取組①←vol.4へ |
・各図書館のおはなし会
おはなし会には、乳幼児対象のものと、幼児・小学校低学年を対象にしたものがあります。また、毎月定例で行われるおはなし会の他に、不定期で開催されるものもあります。
令和3年度の図書館でのおはなし会は、不定期開催のものも含め、市内全図書館で合計179回、1,258人の参加がありました。
おはなし会では、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、
検温・簡単な問診・消毒を実施。
席の間隔を開け、会場によっては定員を設けたり
事前申込制にしたりしています。
・えほんのじかん
毎週土曜日(第2土曜日を除く)と日曜日の14:00~14:30に絵本や紙芝居の読み聞かせ等をしています。
令和3年度は、計72回/451人の参加がありました。※第2土曜日は職員によるおはなし会を開催
平成11年、11名の会員でスタートしました。現在24名の会員で活動しています。
・布絵本の会
布絵本とは、全てが布でできた絵本です。子供自身が触れたり、動かしたりして、お話を楽しむことができます。
毎月第3水曜日の10:00~12:00に定例会を行い、図書館所蔵の布絵本の作製や修理をしています。
平成17年、17名の会員でスタートしました。現在6名の会員で活動しています。
・地域文庫(市内文庫)運営ボランティア
地域の小さな図書館として親しまれている市内3つの地域文庫(市内文庫)では、それぞれ、ボランティアによる本の貸出し・返却・整理やおはなし会などの行事が行われています。
それぞれ、現在、灘さざなみ文庫5名、ひがし文庫34名、川下くすのき文庫25名のボランティアにより運営されています。
・岩国点訳あすなろ会
図書館の点字図書の作製をしています。
子供向けの活動として、図書館で購入した絵本に透明な点訳テープを貼り付けた「点字絵本」の作成をしています。
昭和51年、約25名の会員で発足。現在15名の会員で活動しています。
・ブックスタートボランティア
ブックスタート会場で、親子一組一組に絵本の読み聞かせとともに絵本の魅力を伝えています。
※令和2年度からコロナ禍のため活動は見送り。
・障がいのある子供たちへのサービス
図書館では、市内特別支援学級の施設見学・おはなし会を実施しています。また、岩国点訳あすなろ会、布絵本の会で製作された点字絵本・布絵本を整理し、貸し出しています。
さらに、児童向けのLLブック(文字を読んだり内容を理解するのが苦手な人でも読みやすいよう、わかりやすく書かれた本)を集めたコーナーを設置しています。
・広域サービス(自動車図書館の巡回)
中央図書館発と周東図書館発の2台の自動車図書館が2週間おきにステーションを巡回しています。
・巡回ステーション(順不同)
中央図書館発 |
愛宕小学校、宇佐川小学校、小瀬小学校、川下小学校、北河内認定こども園、 |
周東図書館発 |
そお保育園、ながの保育園、わかば保育園、周北小学校、米川小学校、由西小学校、 |
(令和4年11月現在)
(中央図書館発 自動車図書館) (周東図書館発 自動車図書館)
図書館では、子供たちに本との出会いを提供し、読書の楽しみを伝えるため、これからも様々な取組をしていきます!
みなさんもぜひお近くの図書館に足を運んでみてくださいね。