岩国市図書館

夏休みに読んでみましょう 2017 中学生・高校生版

岩国市の図書館では、中学生におすすめしたい本を選びました。        
この他にも、図書館にはたくさんの本があります。
みなさんが心から楽しめる本と出会えることを願っています。   (中)…中学生向け  高…高校生向け

                                       ⇒予約はここから

 

「夏休みに読んでみましょう」リスト 

『サバイバー』1・2  (中)(高)

     ジェフ・プロブスト/著 クリス・テベッツ/著 澤田 澄江/訳  講談社

 両親の再婚で家族になった4人の子どもたちは、クルーズの途中嵐に巻き込まれ、無人島に流れ着いてしまう。

 絶望的な状況だけど生きのびるためには力を合わせるしかない!反発しながらも絆を深めていくが…。果たして脱出できるのか?

 

『小やぎのかんむり』 (中)

     市川 朔久子/著  講談社

 中高一貫校に通う中学3年生の夏芽が飛び込んだのは、小さな山寺でのちょっと不思議なサマーキャンプだった。親との確執を抱える夏芽と5歳の雷太を見守る温かい大人たち。

 泣いた後、自分の中で何かが変わる物語。

 

『ダニーの学校大革命』 (中)

     ラッシェル・オスファテール/作 ダニエル遠藤みのり/訳 風川 恭子/絵  文研出版

 学校が大嫌いで、嫌われ者のダニーは、先生の話を聞いていなかったばかりにクラス委員の立候補者になってしまっていた。選挙演説では、票を入れられないようにひどいスピーチをするも、名前の横に投票数を示す棒線はどんどん増えていき…。

 

『屋上のウィンドノーツ』 (高)

     額賀 澪/著  文藝春秋

 人付き合いが苦手な志音は中学まで唯一の友達だった瑠璃とあえて違う高校に進学。

 一人屋上にいたところを、吹奏楽部部長の大志に誘われドラム担当として吹奏楽部に入部。東日本大会出場という目標に向かって進んでいく中、志音と大志に意外なつながりがあることがわかる。

 

『黄砂にいどむ』 (中)

     高橋 秀雄/作  新日本出版社

 毎年春になると、日本にも飛来する黄砂。その多くは、中国北西部の黄土高原から発生する。現在も砂漠化が進む中、黄土高原に緑を取り戻すため、日中共同プロジェクトがはじまる。膨大な雑草の中から砂漠に負けないものをさがし、緑化に取り組んでいる。

 

『ミライの授業』 (中)(高)

     瀧本 哲史/著  講談社

「14歳のきみたちへ-きみたちは未来の住人であり、大人たちは過去の住人なのだ。」(本文より)
 未来を切り拓いてきた、世界の変革者のエピソードを紹介しながら、「未来にひとつだけあるいいところ-未来はつくることができること。君たちも未来をつくる人になろう!」と語る。

 

『マルの背中』 (中)(高)

     岩瀬 成子/著   講談社

 父と弟の理央が暮らす家を出て、母と二人で生活する亜澄。駄菓子屋のおじさんから預かった猫は近所で評判の幸運の猫だった。

 母子家庭の貧困に向き合いながら、子供の心の動きを鮮明に描く感動作。

 

『レシピにたくした料理人の夢』 (中)

     百瀬 しのぶ/文 汐文社

 母と同じ難病におかされてしまった昇兵。病によって「火を使うこと」を禁止され、料理人を目指していた昇兵は絶望し、心を閉ざしてしまう…。そんな彼をふるいたたせたのは、たくさんの仲間と新しい夢だった。

 

『図書館脱出ゲーム』上・下 (中)

     クリス・グラベンスタイン/著   John Hathway/絵  高橋 結花/訳

     株式会社KADOKAWA

 天才ゲーム博士が設計した、大図書館の中に閉じ込められた12人の生徒達。24時間以内に大図書館から脱出せよ!博士の作った楽しいゲームの始まりだ。暗号を解くためのカギは全て本の中にある。

 

『 空はいまぼくらふたりを中心に』 (高)

      村上 しいこ/著  講談社

 「うたうとは小さないのちひろいあげ」続編。高校に進学し「うた部」に入部した桃子。2年生になり部員も増えたが、気持ちのすれ違い、トランスジェンダーの転校生のことなど悩みは多い。けれど「想い」で気持ちを表現し、短歌甲子園出場という目標にみんなで向かう。

 

『少年たちの戦場』 (中)

     那須 正幹/作  はた こうしろう/絵  新日本出版社

 明治維新から第二次世界大戦までの80年間に起こった戦争の中では、大人に交じって武器を持ち、戦った子供たちもいた。奇兵隊、満蒙開拓青少年義勇軍、沖縄鉄血勤皇隊…。戦場に赴いた少年たちの物語。

 

『ニッポンの刑事たち』 (中)

     小川 泰平/著  講談社

 派手なアクションや、緻密な推理で 犯人を追い詰める 刑事ドラマ。でも、実際の刑事達が行っている捜査はもっと地味で大変。元神奈川県警刑事による「リアル」を知れば、「創作」刑事ドラマがグーンと面白くなる。

 

『ミスターオレンジ』 (高)

     トゥルース・マティ/作 野坂 悦子/訳 平澤 朋子/絵  朔北社

 1943年のニューヨーク。八百屋の少年ライナスは、オレンジを木箱で注文する画家と親しくなり、彼に興味を持つように…。

 この画家の世界が気になったら、絵本『ケープドリとモンドリアンドリ」』も一緒に読んでみよう。

 

『生命の始まりを探して僕は生物学者になった』 (高)

     長沼 毅/著  河出書房新社

 深海、南極&北極、砂漠など、なぜか「辺境」ばかりを旅する生物学者、人呼んで“科学界のインディ・ジョーンズ”が語る、僕が生物学者になるまで&生物調査の旅の軌跡。

 

『 人生の答えは家庭科に聞け!』 (高)

     堀内 かおる/著 南野 忠晴/著 和田 フミ江/画  岩波書店

 「家庭科」という教科の中には一生の中で起こる生活に関わるあらゆることが詰まっている。家庭科のプロが生きるヒントや多様な視点をアドバイス。人生の決断を豊かにしてくれる本。

 

『ふたりの文化祭』 (高)

     藤野 恵美/著  株式会社KADOKAWA

 太宰好き図書委員女子の八王子あやとスポーツ万能人気者バスケ部男子の九條潤。性格の違いすぎるふたりが、文化祭で一緒にお化け屋敷をやることになったが…。文化祭を通して変わっていくふたりに励まされます。

 

『金魚たちの放課後 』 (中)

     河合 二湖/著  小学館

 「あれってなんだと思う?」
 三度目の転校先で 遠藤蓮実が 案内された 不思議な場所 は、金魚の畑だった。 住宅街 の 中に ふつうに金魚畑がある街に暮らす少年少女の物語。

  著者は防府市生まれ。

 

『 Q→A』 (中)

     草野 たき/著  講談社

 「えー、アンケートって、フツー本音は書かないよ」「えっ、オレはいつも本音を書いてきたけど…」アンケートが引きだす、ややこしくて、ばからしくて、せつない中学3年生の本音を描く青春小説。

 

『平安女子の楽しい!生活』(高)

     川村 裕子/著  岩波書店

 千年前も現代も、女子の悩みは変わらない。ファッションチェックに、恋バナ、進路…。平安ライフスタイルを楽しくご紹介。

 古典の時間が楽しくなる一冊。

 

『トットちゃんとソウくんの戦争』 (高)

     黒柳 徹子/著    田原 総一朗/著  講談社

 太平洋戦争が始まったとき、トットちゃんは小学2年生、ソウくんは小学1年生だった。戦争は何も知らない子供の心まで深く傷つける。

 戦争を知っている世代の二人が、戦争体験とその責任、平和の大切さについて語る。

 

“こちらもおすすめ!” 今までにオススメした「夏休みに読んでみましょう」リスト

『二番目の悪者』

     林 木林/作 庄野 ナホコ/絵  小さい書房

   根も葉もない噂の広がり…誰かにとって都合の良い嘘が世界を変えてしまうことさえある。王様になりたい金のライオンが流した嘘の噂。その噂を鵜呑みにした皆は金のライオンを王様に選ぶが…。

 何事も自分の目で確かめることの大切さをこの作品は強く訴えてくる。

 

『真夜中のディズニーで考えた働く幸せ』

     鎌田 洋/著  河出書房新社

   ディズニーに憧れ、5回目の入社試験でやっと入社できたと思ったら、配属先は清掃部門。

 落胆とともにはじまったディズニーでの仕事だったが、そこで「掃除の神様」と言われる尊敬できる人と出会い、著者の考えは(人生も)大きく変わっていく。

 

『お菓子の本の旅』

     小手毬 るい/著  講談社

 遥のところにやってきた、不思議な“お菓子の本”。嫌な事ばかりだった毎日が、この本によってどんどん楽しいものへと変わっていく。

 遥と淳の旅の結末も気になるところ。美味しそうなレシピも載っています。ぜひ挑戦してみて!

 

『月にハミング』

     マイケル・モーパーゴ/作 杉田 七重/訳   小学館

 第一次世界大戦下のシリー諸島で、言葉を話さない一人の少女が発見される。海からやってきた“ルーシー”。彼女はどこからきたのか?敵対するドイツ人?それともこの地方に伝わる人魚なのか?

 

『ゴリラは語る』

     山極 寿一/著  講談社

 遊びや笑い声は何のため?恋と友情の両立になぜ悩む?
 どうして攻撃するの?…アフリカのゴリラの家にホームステイした著者が教わったことは、人として、家族として大切なこと。彼らが、私たちの行動の秘密を解くヒントをくれる。

 

『ゼツメツ少年』

     重松 清/著  新潮社

 「センセイ、僕たちを助けてください・・・ゼツメツしてしまいます。」小説家のもとに、少年から手紙が届いた。二人の少年と一人の少女の物語が始まる。

 

『アホウドリの糞でできた国』

     古田 靖/著 寄藤 文平/絵   アスペクト

 税金ゼロ。学校・病院はタダ。食事はすべて外食。国民は誰も働かない。そんなぐうたら国家を襲った危機とまぬけな打開策の数々。実在の国ナウル共和国の物語。

 

『林業少年』

     堀米 薫/著 スカイ エマ/絵   新日本出版社

 代々山持ちの大沢家の長男・喜樹は5年生。山に向かう憧れの祖父も家では、今一つ扱いが悪い。

 ある日、百年杉の木材取引と伐採に姉・楓と立合うことに…。祖父、姉、両親の生き方をつき動かすものは何?

 山で生きる家族の物語。

 

『縞模様のパジャマの少年』

     ジョン・ボイン/作 千葉 茂樹/訳  岩波書店

 第二次大戦下のドイツ、父の仕事の都合でベルリンから見知らぬ土地へ引っ越したブルーノ少年。

 そこは、窓から気味のわるい景色が見える場所だった。

 ある日、探検に出かけたブルーノは、フェンス越しに一人の少年と出会う。

 

『理系アナ桝太一の生物部な毎日』

     桝 太一/著  岩波書店

 人気アナウンサーが語る、ムシ取り少年時代から現在までの、生き物への熱い愛があふれるオタクな青春記。筋トレ必須の生物部、24時間態勢のアサリ掘り・・・、何かに夢中になれるってすばらしいと思える一冊。

 

『黒い兄弟』上・下

     リザ・テツナー/著 酒寄 進一/訳  あすなろ書房

 煙突掃除夫として売られ、つらい生活にもくじけず、勇気をもって生きた少年―ジョルジュたちの波乱万丈の物語。

 

『真夜中の電話-ウェストール短編集 』

     ロバート・ウェストール/作 原田 勝/訳  徳間書店

 年に一度のクリスマスイヴ、真夜中に電話をかけてくる女の正体は…?

「海辺の王国」「弟の戦争」などで知られるイギリス児童文学を代表する作家の全9編を収める。