岩国市図書館

新太郎6月号

最近図書館に入ったよりすぐりの本を紹介いたします。
本の所在などは、カウンターにお問い合わせ下さい。

 

各分野から

『折れない心~人間関係に悩まない生き方』

(橋下 徹/著 PHP研究所)159-ハシ

 他人とのズレは、むしろチャンス! かつて大阪府知事、大阪市長として前人未到の改革を成し遂げてきた橋下徹が、世間の同調圧力に屈することなく、自分を貫くための視点・考え方の身につけ方を綴る。

『懐かしの昭和40年代~1965-1974の日本へタイムスリップ,大切な「思い出」がきっと見つかる』

 (宝島社) 210.7-ナツ

大阪万博、ビートルズ来日、札幌オリンピック、ドリフターズ、高倉健、アメリカンクラッカー…。昭和40年代の「思い出」を、キーワードや流行語、トピックと共に、多くの写真を添えて時系列で追いかけます。

『エレガントな毒の吐き方~脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』

 (中野 信子/著 日経BP) 361.4-ナカ

NOを言わずにNOを伝えるには? 古都・京都が育んだ人間関係のエッセンスから、「言いにくいことを賢く伝える」技術を伝授。京都人に聞いた、シチュエーション別のエレガントな毒の吐き方も紹介する。

『脱炭素のビジネス戦略と技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』

(本橋 恵一/著 技術評論社) 519.1-モト

 脱炭素や再エネに関わる現状から、脱炭素市場に向けた各国の動向、脱炭素化によるビジネスの変革、脱炭素の切り札となる技術までを解説する。環境評価が高い企業のビジネス戦略も紹介。

『人類が生み出した「単位」という不思議な世界』

(齋藤 勝裕/著 シーアンドアール研究所) 609-サイ

地域でバラバラだった物の量・長さ・速さを測る概念。それを普遍的な「単位」の発明により、人類は科学・経済・建築・文化を大躍進させた。日常的なものから科学的なものまでを紹介し、単位をめぐる歴史やその体系を解説する。      

『噺家人嫌い』

(桂 宮治/著 扶桑社) 779.1-カツ

 「笑点」で多くの聴衆を笑顔にする“令和の爆笑王”は、大の人嫌いだった!? 不登校だった幼少期や、落語との出会い、「笑点」などについてつづった、桂宮治初の自叙伝。

『英語のニュアンス大全~スッキリわかる!,決定版,迷わず話せるようになる!』

(清水 建二/著,カワチ レン/イラスト 三笠書房) 834-シミ

ニュアンスの違いがわかると、英語力が面白いほど伸びる! 語彙を使い分けるために、英単語の語源の解説や、わかりやすい例文に加え、単語の本質を示すイラストを添える。

療養・医療・健康・福祉など

『60歳の現在地~20年後の認知症はもう始まっている』

(渡辺 正樹/著 イマジカインフォス) 493.7-ワタ

2050年には65歳の4人に1人以上が認知症になると言われている。認知症を予防し、できるだけ発症を遅らせ、また発症後の進行をゆるやかにするための戦略「渡辺式認知症ケアシステム」を紹介。今からできることを伝える。

『86歳の酒好き医師が教える最強の飲み方・最高の食べ方』

(志賀 貢/著 実務教育出版) 498.3-シカ

お酒に強い人と弱い人とはどこがどう違うのか、なぜタンパク質が肝臓を守るのか、朝酒が体に悪いのはなぜか、ちゃんぽんで飲むのはいけないのか…。健康長寿を謳歌できるよう、医学的に正しい飲み方、食べ方を紹介する。 

『野菜が決め手!栄養の「こつ」~Q&Aでよくわかる健康生活のための野菜のとり方』

(佐藤 秀美/著 柴田書店) 498.58-サト

 野菜は色が濃いほど栄養がある? サラダのビタミン吸収率を高める調味のこつは? 普段の食生活の中で浮かぶ野菜の栄養に関わる疑問を取り上げ、図表を交えてQ&A形式で解説。野菜をとる意味とこつをわかりやすく伝える。

小説・エッセイ他

『一人十色~句集』

(梅沢 富美男/著,夏井 いつき/監修 ヨシモトブックス) 911.3-ウメ                                                  

梅沢富美男が、テレビ番組「プレバト!!」で俳句をはじめて約9年。至極の50句、番組で特待生昇格から永世名人となるまでの軌跡、学びが深まる赤ペン添削などを収録。俳句の師・夏井いつきとの対談も掲載。

『君をおくる』

(泉 ゆたか/著 光文社)913.6-イス

サビ猫の「ぶーさん」、ミニブタの「サクラちゃん」…。ある動物病院を訪れた、小さくて温かい4匹のペットと、不器用な人間たちの出会いとお別れ、幸せを描いた4つの物語を収録する。

『カンヴァスの恋人たち』

(一色 さゆり/著 小学館) 913.6-イツ

80歳の女性画家、ヨシダカヲルの個展を担当することになった学芸員の貴山史絵。ふたりが心を通わせたとき、ヨシダが語るのは、秘められた愛についてだった。人を愛することの切なさと歓びを描く。

『花ざかりを待たず』

(乾 ルカ/著 光文社) 913.6-イヌ

父が断続的な腰痛を訴え検査を受けたところ、がんが発覚。急遽入院となるが、もはや打つ手はなく余命は1年と告げられる。けれど予想を遙かに超えるスピードでがんは父を蝕み…。別れの日を前にした人々の思いが胸を打つ物語。

『特撮家族』

 (高見澤 俊彦/著 文藝春秋) 913.6-タカ

レキジョの田川美咲。兄は特撮映画オタクで、妹は変身ヒーローが大好き。神道学者の父は怪獣フィギュアの収集家で、田川家にはフィギュアが溢れている。美咲に恋のチャンスが到来と思いきや…。『オール讀物』掲載を単行本化。

『厳島』

(武内 涼/著 新潮社) 913.6-タケ

兵力わずか四千の毛利元就軍が二万八千の陶晴賢軍を打ち破った「厳島の戦い」。名勝負の陰には壮絶な人間ドラマがあった。毛利元就と弘中隆兼の対照的な2人の武将を通して人間の矜持を問う歴史巨編。『産経新聞』連載を改稿。

『ハピネスエンディング株式会社』

(トイ アンナ/著 小学館) 913.6-トイ

親との関係を断つための「模擬葬儀」を行う会社でインターンとして働くことになった大学生の智也は、顧客たちが激白する様々な過去に戦慄しつつも、模擬葬儀には人の心を解放する効能があることを知り…。

『美しき人生』

(蓮見 圭一/著 河出書房新社) 913.6-ハス

20歳で再会した初恋の彼女は不治の病に冒されていた-。孤児であった校長真壁が語る、秘められた切ない恋と愛の奇跡。「水曜の朝、午前三時」の著者による書き下ろし長編。

『わたしの結び目』

(真下 みこと/著 幻冬舎) 913.6-マシ

転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。彩名の親友が事故死したことを知った里香が死の詳細を探るうち、その子を殺したのは自分だと彩名に告白され…。

『光と陰の紫式部』

(三田 誠広/著 作品社) 913.6-ミタ

幼くして安倍晴明の弟子となり卓抜な能力を身に着けた香子=紫式部。親政の回復と荘園整理を目指し、4人の娘を4代の天皇の中宮とし、皇子を天皇に据えて権勢を極める藤原道長と繰り広げられる宿縁の確執を描く長篇小説。

『観音様の環』

(柳李 琴峰/著 U-NEXT)913.6-リ 

田舎の狭い人間関係、暴力的な父親、母親からの過度な期待と支配から逃れるように、瀬戸内の島から憧れの東京に出たマヤ。二丁目で出会った恋人・ジェシカとの結婚を機に、彼女の故郷であり、母の故郷でもある台湾へ渡り…。

妄想radio』

(桜木 紫乃/著 北海道新聞社) 914.6-サク

直木賞作家・桜木紫乃のエッセイ集。昭和の流行歌をテーマにした妄想ラジオドラマや、令和に生きる人々の思いを映し出すエッセイを収録する。担当編集者たちの「今だから話せるマル秘暴露話」も満載。

『祖母姫、ロンドンへ行く!』

(椹野 道流/著 小学館) 915.6-フシ

「イギリスに行きお姫様のような旅をしたい」という祖母と、孫娘が2人きりでロンドン旅行へ! 凸凹血縁コンビが過ごした宝石のような日々を描く。『ステキブンゲイ』連載を加筆修正、大幅な書き下ろしを加えて単行本化。

『ある犬の飼い主の一日』 

(サンダー・コラールト/著,長山 さき/訳 新潮社) 949.3-コラ

本好きの中年男ヘンクは、離婚してスフルク(=ならず者)という名の老犬と暮らすICUのベテラン看護師。ある日、老犬の散歩中に出会った女性に恋をして…。日常のしあわせをつぶさに描いた、オランダのベストセラー長篇。リブリス文学賞