岩国市図書館

オススメ本 2017年2月

小説

『暗幕のゲルニカ』 原田 マハ/著 新潮社

2003年のとある日、国連本部に飾られていた“ゲルニカ”のタペストリーに暗幕が被せられた。“ゲルニカ”製作期のパリと現代のニューヨーク・スペインが交錯する物語。
反戦を意図したともいわれるゲルニカの展示を巡り、9.11のテロで夫を亡くしたピカソ研究者、瑤子のMoMA美術館におけるピカソの展覧会の成功はいかに…。

『東京會舘とわたし』 辻村 深月/著 毎日新聞出版

実在の建築物(現在は建て替え中とのこと)の歴史を基に、そこに働く人、そこを訪れる人両方の側からの個々人の「想い出」という形での歴史を、恐らく膨大な資料の中から選び、組み立て、つないでいって書かれた小説なのではないかと思います。
この建物に対する著者の思い入れと情熱が見えるようです。日頃いろいろな本を見ている者として、直木賞受賞のシーンなど、興味津々で読みました。素直に「作家ってスゴイ」と思える小説です。

『さいごの恐竜ティラン』 村山 由佳/作 広瀬 弦/絵 ホーム社

かなしいお話ですが個人的に大事な一冊です。幼い頃に読んであまりにも哀しくて辛いと感じるほどでしたが子どもの頃に読んで受けたその感情は今思うととても大事なものだったように思います。
決して甘くない結末ですが大人になって読み返すととてもあたたかく優しいお話だと改めて思います。子どもにももちろん大人にもおすすめの一冊です。

 

人生訓

『幸せな女(ひと)の働き方』 里岡 美津奈/著 大和書房

著者は元全日空(ANA)のキャビンアテンダント。国内線、国際線のチーフパーサーを務め、各国要人を乗せるVIP特別機を担当するなど、雲の上の人のように思えますが、彼女は自分が「突出した何か」を持っているからではなく、「いつも安定している」という点で評価されたのだと分析しています。
その「安定感」を作り出す秘訣を丁寧に教授してくれます。社会で生きる上で本当に大切なことが書いてある本だと思いました。私自身も影響を受けましたし、贈り物にもふさわしい良書だと思います。

 

文房具

『カワイイふせん活用BOOK』 Killigraph Project/編 玄光社

ふせんのかわいい使い方がこの1冊につまった本です。意外な使い方も載っていて楽しみながら活用できると思います。ふせんの概念が変わる本なのでぜひ読んでみてください。

 

日本画

『日本おとぼけ絵画史‐たのしい日本美術』 金子 信久/著 講談社     

美術品だけど「なんか、変」と思っていいんです!?
見る者を煙に巻くような不可解な禅画、俗なものや卑近なおかしみを取り込む俳画、一般大衆のわかりやすい好みからほど遠い南画…。「おとぼけ」としか言いようのない日本絵画の歴史を現役学芸員である著者が紹介。美術鑑賞の楽しみ方が広がる1冊。

 

映画

『映画の間取り』 WOWOW「映画の間取り」編集部/著 扶桑社

映画には、キャラクター達の暮らしが垣間見える舞台があります。そこは家であったり、秘密のアジトであったり様々です。
映画に登場する、選りすぐりの40件の物件を丁寧に紹介します。お気に入りの物件が見つかるかもしれません。