岩国市図書館

オススメ本 2017年4月

小説

『虐殺器官』 伊藤 計劃/著  早川書房

徹底的な管理体制を築き上げテロを一掃した先進国がある一方、後進諸国では内戦や大規模虐殺が増加していた。その虐殺の裏では常に謎の男、ジョン・ポールの名がつきまとう。「虐殺を引き起こす器官」とは…。
「ベストSF2007」「ゼロ年代ベストSF」第一位にも輝いた伊藤計劃のデビュー作。
読み進めるほどに引き込まれ、SF小説を読み慣れていない方にもおすすめ。

小説

『思い出のとき修理します』1~4巻 谷 瑞恵/著  集英社

明里が幼少期、少しだけ過した思い出の場所で、ある時計店に出会う。その時計店
では時計を修理するだけでなく、その時計の持ち主のやり残した甘酸っぱい思いや後
悔した思いを叶えながら依頼人やその周りの人も幸せに変えていくそんな心あたたまる物語です。

小説

『「守り人」のすべて―「守り人」シリーズ完全ガイド 増補改訂版』 
上橋 菜穂子/著  偕成社編集部 偕成社

1996年の『精霊の守り人』に始まり、12巻もの壮大な物語となった「守り人」シリーズ。2016年には綾瀬はるか主演でドラマ化され、3シーズンに分けてNHKで放送されています。
 12巻と聞くとどうしても手が出ませんが、こちらのガイドから読んでみてはいかがでしょうか。

小説

『雛の鮨-料理人季蔵捕物控』 和田 はつ子/著  角川春樹事務所

食と捕物を舞台にした時代小説。主人公は一膳飯屋塩梅屋二代目季蔵。料理人の顔ももちらながら裏の顔ももつ。もともとは武士だった季蔵がなぜ料理人になったのか。また、一代目を引き継ぎ裏の顔までも引き継ぐようになった経緯などはこの巻でわかります。シリーズとしても長く刊行されており捕物話なので料理の描写もさることながらハラハラ、ドキドキ感も味わえます。

写真家列伝

『かなわない』 植本 一子/著  タバブックス

写真家・植木一子の日常、というにはあまりに波乱に満ちた日々を、何もここまで、というほど赤裸々に綴ったエッセイ集。震災直後の不安を抱きながらの生活、育児に対する葛藤、新しい恋愛、そして救済の日々…。ブログ『働けECD』他を書籍化。

生活

『小さな巣をつくるように暮らすこと』 岩崎 朋子/著  SBクリエイティブ

東京・世田谷にある、家具と生活雑貨の店「巣々(すす)」の店主によるエッセイ。
著者の目によって選び抜かれた世界各国の良品は、どれも温かみがあり、生活の中にしっくりと溶け込み、使いこむことで私たちの日常をより豊かなものにしてくれそうです。
海外への買い付けエピソード、開店までの道のりなど、彼女の知恵と感性、行動力がバランスよく活かされていて、好きなことを仕事にしている人のしなやかな強さを感じました。