岩国市中央図書館では、入り口の展示ケースを利用者の方のコレクションや作品の発表の場として貸し出しています。
2023年度最初の展示は、ゆうきさんの『ぼくの製作 2020~2023』です。
作者のゆうきさんが岩国に引っ越してきたのは、世界中がコロナ禍に見舞われた2020年の春。
利用者の皆さんもこの時期、突如として出現した在宅ワークや3密・自宅で過ごす時間の増加に頭を悩まされたのではないでしょうか?
そんな中、ゆうきさんが空き時間を過ごすために作り始めたのがコチラ。
百均で買えるプチブロックです。
丁寧に作られたたくさんのプチブロックたちが飾られているので、是非ご覧ください。
とても精巧な作りになっているので驚かれるかも……!?
そして、ゆうきさんが次に作り始めたのがミニ四駆!
当時のブームを知っている大人の方には「なんで今?」と思われる方も多いかもしれませんが、現在でも親子での参加も多く、地方でも大会を開けば何十人も人が集まったりと、今でもとても人気がある遊びの一つです。
そんなゆうきさん渾身の作品がコチラ!
軽くするとした分速くなるのですが、その分コーナリングでコースアウトしたり、コースアウトを避けたいがあまり調整しすぎるとスピードが遅くなってしまう。
そんな微妙な調整が楽しいミニ四駆。
同じパーツでも生産された工場によって微妙な違いがあり、今はない工場で作られたパーツの方が性能が良いので、ほんの小さなパーツが1つ何千円の値段にもなったりする、本当に驚くべきこだわりの世界がここにはあります。
様々な要素を考えて調整を施されたゆうきさんこだわりのミニ四駆を是非ご覧ください!
最後に、作者であるゆうきさんの今回の展示の紹介文をご紹介します。
入学式というタイミングでコロナに見舞われてしまったため、友達と遊ぶ機会を失ってしまったゆうきさん。
そんなゆうきさんが創作活動を経て、新たな趣味と出会いたくさんの楽しい経験ができたこと、製作した物たちを『成長記録』と言われていることは、コロナの影響から少しずつ立ち直りつつある私たち図書館員にとっても、とても勇気づけられるものでした。
ゆうきさんの展示『ぼくの製作 2020-2023』は2023年5月24日まで、岩国中央図書館入ってすぐの展示ケースにて展示されています。
ご来館の際はぜひご覧ください!