自動車図書館新車両お披露目式を行いました

令和6年11月16日(土)に、岩国市中央図書館 正面玄関前において自動車図書館新車両お披露目式を行いました。この新車両については、岩国市出身の三木恵美子氏より多額のご寄附をいただき、それを財源として軽の自動車図書館の車両1台と関連備品一式、2,577冊の図書を購入しました。

午前8時45分からの式には、寄附者である三木恵美子氏をはじめ、副市長や教育長、関係者が出席し感謝状の贈呈やテープカットなどを行い自動車図書館の出発にふさわしい式となりました。

寄附者挨拶では「私は、岩国市で生まれ育ち高校卒業後、東京大学へ進み、現在は横浜で弁護士をしています。18才になるまでの間に、読書の喜びを知り、読書の習慣を付けられたことが、現在の仕事を支えてくれていると思います。私の場合、多くの本を、学校や市の図書館で借りたものです。どの子どもにも分け隔てなく本を貸してくれたことに、感謝しています。この度、寄付するにあたり、当初は三つの母校に寄付をしようかと思っていましたが友人に相談する中で、市立図書館に寄附することにしました。自動車図書館という発想は私にはなく、図書館の職員と話す中で市内隅々まで本を届けるために必要だという考えに、感銘を受け、即座に実行することにしました。」と寄附された経緯を話されました。

 

式典場所には、新車両の自動車図書館及び岩国市図書館が所有する2台の自動車図書館も並びました。午前中は、自由に車両の見学ができ、多くの方にお披露目することができました。

また、1階展示ホールにおいて、図書の一部(約2,000冊)も披露しました。

                                       

新車両の概要は次のとおりです。

令和6年11月22日から週1回の試験運行を始め、令和7年度から本格運行を開始する予定です。皆さんのご利用をお待ちしています。

【車 両】

【車両イラスト】岩国市出身のイラストレータ―すずきえりな氏が岩国の町を走る自動車図書館が本と人を繋ぐイメージで描いたものです。

【軽トラック改造】 全長3,390㎜、全幅1,470㎜、全高1,940㎜

【図書収容能力】  約500冊積載