岩国市中央図書館では、入口を入ってすぐ左手にある展示ケースを、小作品等の発表の場として貸し出しこれまで、コレクションの紹介から研究の発表まで、様々なテーマでの展示を行っていただいております。
今回の展示は…………コチラ!!


Hirokoさんによる「つまみ細工のお花たち」展です!
早速紹介していきましょう!


きれいなお花たち!掲載用の写真を撮っている間にも、色とりどりの花たちに魅せられて、ケースの方に引き寄せられる利用者の方がいらっしゃいました。
それぞれのお花にあった容器がまたかわいくって、オーソドックスな鉢はもちろん、ハロウィンのバケツや小瓶、じょうろやミニチュアの自転車まであって、こちらの個性豊かな容器選びにも注目して頂きたいです。
あと写真でもわかると思うのですが、上から見るのと横から見るので作品の印象が随分と変わります。
それぞれ違った綺麗さ・精巧さを見せてくれる作品たちなので、ご覧になる際は上からと横から、それぞれ見ていかないと勿体ないかもしれません。


これまでの作品、お花や葉っぱはすべて布でできています。おったりつまんだりした小さな布を組み合わせたら、こんな美しい作品ができるなんてすごいのはもちろん、なんだか不思議ですね。
そんな「つまみ細工」。実は江戸時代から現代に伝わる、歴史ある日本の伝統工芸の一つです。
当時は簪や櫛を華やかに彩るために使われた技術が、ここでは造花としてたくさんの方を楽しませるのに使われているというのも、とても趣があります。
それではここで、一緒に展示されているHirokoさんのお言葉も紹介しましょう。

Hirokoさんが「つまみ細工」を始めたのはなんと80歳から!そこから数年でここまでたくさんの人を魅了する作品を作れるなんて、いつまでも興味を持ち学ぶこと、挑戦することの大切さを教えられた気がします。
あ、あと不勉強なのでわからず調べたのですが、文中の「縮緬」は「ちりめん」です。
あんな小さな布たちが組み合わさるとこんなきれいな作品になるんですね。
以上、Hirokoさんによる「つまみ細工のお花たち」展でした!
見れば見るほど趣深い今回の展示。浅薄ながら、ここで紹介した情報も知ったうえで見てみるとより楽しめる展示なのではないかと思いますので、一度鑑賞を終えている方にも、もう一度見ていただきたいです。
今回の「つまみ細工」たち。その精巧さや綺麗さをもっと伝えたいのですが、写真の技術や解像度で伝えきれてない部分も多いかと思います。
いつも言っていますが、実物は格段すごいので、少しでも興味を持たれた方は岩国市中央図書館まで足を運んでいただけると嬉しいです。
また、中央図書館展示ケースでは、皆様からの作品も随時募集しています。過去には創作物やコレクションの展示、研究発表など、様々なジャンルの展示がありました。
あなたの作品を中央図書館に来館された方々に見てもらいませんか?気になる方は、岩国市中央図書館管理班(31-5048)までご連絡ください。
あ、最後に少しでも作品の魅力が伝わるように撮影した、光量をアップした紹介写真も掲載させてください。
紹介していていつも思うのですが、本当にすごい作品たちばかりなのに、それを伝えきれないもどかしさがあります。
少しでも伝わるとよいのですが……。




それでは、また。