岩国市中央図書館では、入口を入ってすぐ左手にある展示ケースを、小作品等の発表の場として貸し出しこれまで、コレクションの紹介から研究の発表まで、様々なテーマでの展示を行っていただいております。

 10月はコレクション紹介の展示、渡邉 晃成さんによる動物フィギュアの展示「アニアワールドこうせい」です!

 私も知らなかったので調べたのですが、アニアは手のひらサイズの動物フィギュアのシリーズです。この大きさながら要所に動かせるギミックがあり、なんと累計1800万個以上も売れている大人気商品とのことで、私の知らないところでこんなおもちゃがヒットしてたんだなあと勉強になりました。

 
 それでは、渡邉 晃成さん渾身のアニアコレクション、「アニアワールドこうせい」、さっそく紹介していきましょう!


 ショーケースを見ると、すぐに大きな「アニアワールドこうせい」の看板が図書館利用者の皆様をお出迎え!
 
 コンテナの上に立つのは監視員さんで、コーナー直前に立つ鳥は受付でしょうか?
 看板を眺めるゾウや話し合うサルやトラ、カンガルーにゴリラ。
 アニアワールドへの入場を待つ、たくさんの動物たちの楽しみな雰囲気が伝わってきます!

 それではいよいよ、アニアワールドの内部をご紹介。ショーケースに広がる動物たちの世界を探検してみましょう!

 

 入り口でお迎えするのは百獣の王ライオンたち!
 立派でかっこいいライオンたちの隣でじゃれあう子ライオンたちがかわいいです。
 ……これ、お父さんたちすごい迫力だけど、子供守るためにこちらに襲ってきたりしないですよね???だ、大丈夫かな?

 お次はアルマジロ、サイ、シマウマ、キリンたちの草原のゾーン。
 危険で大きな動物もたくさんいる中、ちょこんと一匹でたたずむ小さなアルマジロ。
 やはり銃弾をも跳ね返す頑丈な鎧を持つ生きものは余裕が違います。

 奥に進むと草原は途切れ川と海のゾーンへ。
 なんと海にはシャチとサメが!!
 川のゾーンは比較的安全な場所なのか、うさぎたちがたわむれ、川の中では泳いでいるカワウソや、たたずむフラミンゴの姿も見られます。


 そして、アニアワールドの最も危険な部分であろう場所が最奥部。

 もはや説明不要であろう危険生物であるワニに加え、数tというスケールを持ちながら、陸上では時速30~40㎞で走り、その獰猛な性格でワニすらも獲物にしてしまう最強クラスの生物カバがうようよ。
 なんて恐ろしい場所でしょうか。
 海を悠然と泳ぐウミガメが出産時陸に上がった時、襲われてしまわないのを祈るばかりです。

 ……と、このコーナーで、アニアワールドこうせい全ゾーンの紹介は終了です。

 

 いかがだったでしょうか? 実際にケースの中で動物たちが生きているような、世界観が垣間見える壮大な展示でしたね!
 実際に見てみると、ここでの紹介とは違った解釈でこの世界を観る方もいらっしゃるかと思います。


 このケースの中で、動物たちはどんな風に生きているのか?
 ぜひ、図書館に足を運んで、あなただけのアニアワールドこうせいを見つけてみてください!

 

 

 最後に今回のコーナー作成者を紹介いたします。

 展示コーナーを作ってくれた渡邉 晃成さんはなんとまだ6歳。
 受付の際いただいたコメントでは、
 
 2歳の頃から動物フィギュアを並べて遊ぶのが好きで、位置や向きにこだわって並べています。
 皆様に見てもらいたくて展示しました。

 との事で、たくさんの方に見てほしいというのが分かるような、迫力のある展示でしたね!
 実際、図書館でもたくさんの小さなお子様の歓声が聞こえたり、カウンターで何歳の子が作ったのか質問があったりと、大きな反響をいただいております。
 なんとこの展示を飾る際も、じっくりと時間をかけてレイアウトを考えてくださったとの事。
 
 そんな大盛況の渾身の力作アニアワールドこうせいは10月いっぱいの展示ですが、今月は蔵書点検のお休みも含むため、残りの展示期間も短くなってしまっていますのでお急ぎください!!
 お子様はもちろん、子供時代に動物が大好きだった大人の利用者様にもおすすめです!あの頃の思いがよみがえりますよ!

 さて、中央図書館展示ケースでは、皆様からの作品も随時募集しています。過去には創作物やコレクションの展示、研究発表など、様々なジャンルの展示がありました。
 あなたの作品を中央図書館に来館された方々に見てもらいませんか?気になる方は、岩国市中央図書館管理班(31-5048)までご連絡ください。