ティーンズの皆さんにおすすめの本を紹介します

10代のつらさに寄りそう本

 田村節子/監修 Gakken Y367-シユ

 いじめ、虐待、ヤングケアラー、不登校…。あなたのとなりの席に座る友だちはつらさを抱えて生きているかもしれません。当事者の心情を理解できる、実体験を基にした漫画と、周りの人が支援のためにできることを紹介します。

自分ゴトとして考える難民問題

  日下部尚徳/著 岩波書店 Y369-クサ

 実態を知っている人はそう多くない難民問題。なぜ国を出たのか、キャンプでどんな暮らしをしているのか、第三国に住むことでどんな苦労をしているのかなどを、ロヒンギャに焦点をあてて丁寧に解説する。

美術科高校

益田美樹/著 ぺりかん社 Y376-ナル

 美術全体の基礎と創作に関する表現方法が学べ、生活や社会と豊かにかかわる能力を伸ばす「美術科高校」。その勉強内容・行事・卒業後の進路などを、教員や生徒、卒業生へのインタビューを交えて紹介する。

女子中高生が教える男子にも知ってほしい生理の話

 高橋幸子/監修 Gakken Y495-シヨ

 生理って月に何日なの? 血はどれくらい出るの? 女性が抱える生理の悩みや仕組みや疑問を、品川女子学院の有志団体CLAIR.(クレア)が男子にもわかるように解説。生理に悩む女性の声も多く集めて掲載。

バドミントン入門

 青木孝徳/著 ベースボール・マガジン社 Y783-アオ

中学生からバドミントンをはじめる人に向けて、バドミントンの基礎知識から、基本テクニック、ゲームでの戦術、スキルアップの練習法までを写真とともにわかりやすく解説する。動画を視聴できるQRコード付き。

キミの一歩アメリカ

小手鞠るい/文 あかね書房 Y915-コテ

  ニューヨークの森のなかで暮らす作家が、身近な森や動物への愛情、夫との人間関係などを通じ、アメリカの現在形の姿と丁寧に暮らす美しさを伝える。自身の体験をもとに驚きや感動を子どもたちに伝える等身大のエッセイ集。

あの子を自由にするために

 アン・クレア・レゾット/作 岩波書店 Y933-レソ

あの誘拐事件から3年。14歳のろう者、メアリーの元に、ある少女に手話を教えてほしいという手紙が届く。メアリーは教師になる夢を胸に海を渡るが…。「目で見ることばで話をさせて」の続編。

※資料提供:『週刊新刊全点案内』(株)図書館流通センターより